- 創業期
- 芝浦石川が創業したのは大正8年。初代の石川朝五郎が、結婚を機に芝浦へ移り住み、海苔の養殖業として始めました。今はオフィスビルが立ち並ぶ芝浦も、当時は人の背丈ほどもある葦原が一面に広がっていました。当時は今のような大型の屋形船ではなく小型(10人乗り位)の屋形船の営業も営んでいました。やがて、芝浦は海で遊ぶ若者たちでにぎわい始め、大正の終わりごろから釣り船や貸しボートも始めるようになります。
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- 石川について
石川について

時代の流れにともない、東京湾から眺める東京の街並みは目覚しく変わりました。その変化は今もなお続いています。しかし、昔から伝わる江戸の粋や人情は変わらぬもの。私たちはそんな粋や人情を大切にしたサービスを、提供していきたいと思っています。ご乗船の際には、ぜひお気軽にお声をかけてください。みなさまのお越しを心よりお待ちしています。

もちろんご来店でのご予約も承っていますので、お気軽にお越しください。
(待合室の裏が船の乗り場です)
■ 会社概要
- 社名
- 有限会社 石川釣船店
- TEL
- 03-3451-1228
- FAX
- 03-3455-2780
- 所在地
- 〒108-0023 東京都港区芝浦4-12-44
- 資本金
- 300万円
- 代表取締役社長
- 石川元一
- 創業
- 大正8年
- 会社設立
- 平成4年
- 加盟団体
- 芝漁業共同組合、屋形船東京都共同組合、都漁連内湾釣漁協議会
■ 運航に関して
- 出航時間
- 午前11:00~午後7:30
- 遊覧時間
- 時間2時間30分(上記出航時間内でお好きな時間)
- 営業期間
- 通年
- 休業日
- 年末年始、他臨時休業あり
- ご利用人数
- 一隻最大64名(月~木曜日15名~ / 金・土・日・祝・祝前日20名~)
※荒天による航行中止は当店にて決定し、当日の午前中までにご連絡させていただきます。あらかじめご了承ください。
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- 戦争中~戦後
- 第二次大戦中には近くに軍需工場があったため、B29が何度も芝浦付近を空襲。
ほとんどの船が焼けてしまい、残った船はわざと穴を空けてひとまず海に沈め、焼けないようにしていました。しかし、戦争が終わると進駐軍がやってきて、残った船のエンジンを持っていってしまいました。左記の写真は、のりの簀(す)を洗っているところです。
後ろにのりが干してあります。
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- 戦後~昭和中期
- 戦後はすぐに新しい船を造り、再び貸しボートや釣り船を始めます。多いときには、全部で30隻ほどの船を所有していました。付近の埋め立てにともない、昭和37年に海苔の漁業権を放棄すると、釣り船が主になりました。 ただ、昭和40年代に入ると東京湾の汚れがひどくなり、神奈川の観音崎や、千葉の洲崎付近まで船を出さないと魚が釣れませんでした。
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- 昭和後期
- 時代の変化にともなって、釣り船を利用するお客さまも減り、
昭和62年から再び屋形船を始めました。
波が穏やかなお台場には、そのころからよく屋形船を停泊させていました。
今は見事な夜景のお台場ですが、そのころは工事中のため夜は真っ暗。
レインボーブリッジもまだ建設中でした。
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- 現在
- 現在は屋形船が主になっています。
家族経営という点を生かして、親切なサービスを心がけています。「また来るよ」と言ったお客さまが、本当にまた来てくれたときはうれしいですね。
多くの方に屋形船を楽しんでいただけるよう、日々精進しています。
みなさまのお越しを、心よりお待ちしています。
屋形船・芝浦石川で働くスタッフについてご紹介します。
創業大正8年の石川は、古くからの江戸の人情を今に伝えようと、充実したサービスを心がけています。
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石川 威夫(4代目)
- 年 齢
- 49歳
- 運 転 歴
- 33年
- 所有免許
- 小型船舶1級、海技師6級(航海)
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石川 大助
- 年 齢
- 42歳
- 運 転 歴
- 24年
- 所有免許
- 小型船舶1級、海技師6級(航海)
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- あ だ 名
- 女将
-
- あ だ 名
- まっきー
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- あ だ 名
- 山ちゃん
-
- あ だ 名
- まなみちゃん
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- あ だ 名
- ほっしー
石川秘伝!こだわりの江戸前天麩羅
屋形船でお客さまにお出しする天麩羅は、芝浦石川4代目のこだわりの逸品です。
毎日仕入れた新鮮な素材を、船内で4代目自ら揚げるので、アツアツ、サクサク。そんな、石川こだわりの天麩羅についてご紹介します。

石川の天麩羅へのこだわりは素材から。
その日に市場で仕入れた素材を使っているので、食べたときのサクサク感が違います。
さらに、冬は油を濃くして味にコクをだし、夏は薄くしてさっぱりと、季節によって油の配合を変えて揚げています。
そして、4代目自らが天麩羅を揚げているのも、石川ならではです。
石川の屋形船の出発は芝浦。芝浦からは東京湾にすぐ出ることができ、停泊場所のお台場に短時間で着きます。
そのため時間に余裕があり、船長である4代目自ら天麩羅を揚げられるのです。
素材は江戸前物にこだわっていますが仕入れが困難な場合もございます。
江戸前物でないものも新鮮なものに厳選しています。
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衣を油にたらして油の温度を確認。温度は高すぎても、低すぎても美味しく揚がりません。
-
ネタを投入! 本日のネタは、エビ・アナゴ・イカ・キス、その他季節の野菜です。
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いつ油から取り出せば美味しいか、見極めには経験が必要。真剣に揚げ加減を見守ります。

天麩羅のネタは生の素材を中心に使ってます。
毎日新鮮な素材を仕入れておりアナゴ、メゴチ、キス、エビ、イカの他に、ズワイガニやカキなども季節に応じて加わります。
野菜ではナスやカボチャ、シシトウなど。ときおり、採れたてのナスやイモ、春限定の山菜(ふきのとう、こごみ、たらの芽)もお出ししています。